「お母さん、いつまで息子に寄生してないで施設に入ってください」――息子の嫁・裕子が、海外出張中の息子に内緒で私を追い出そうとしている。68歳の書店員として28年間働き、月5万円を家に入れ、家事も分担してきた。なのに「三流」「老後資金もないくせに」と見下され、認知症扱いまでされた。裕子は何も知らない。私には1800万円の貯蓄があり、この家は夫との共同名義で、息子はそんなことは望んでいない。全て…

「お母さん、いつまで息子に寄生してないで施設に入ってください」――息子の嫁・裕子が、海外出張中の息子に内緒で私を追い出そうとしている。68歳の書店員として28年間働き、月5万円を家に入れ、家事も分担してきた。なのに「三流」「老後資金もないくせに」と見下され、認知症扱いまでされた。裕子は何も知らない。私には1800万円の貯蓄があり、この家は夫との共同名義で、息子はそんなことは望んでいない。全て...

息子の嫁・裕子が、息子の涼太が海外出張でいない隙に、私を施設に入れようとしている。28年間働いてきた書店の仕事を「三流」と見下され、「誰も必要としていない」と言われた。私は水島知恵、68歳。夫と二人で築いてきた家と、コツコツ貯めた1800万円の預貯金がある。裕子は何も知らない。明日、全ての真実を突きつけてやる。誰が本当に依存しているのか、思い知らせてやるのだ。

私は静かにファイルを開き、銀行の通帳を裕子の前に差し出した。定期預金のページには、1800万円という数字が記されている。裕子の顔が驚きで歪む。「え、でも書店員なんて安月給…」。私は淡々と説明する。「月収22万円。手取りで年間150万円ほど。生活費を除いて年間80万円ずつ、28年間一度も崩さず貯めてきたの」。年金見込みは月18万円。十分に優雅に暮らせる金額だ。

次に、家の権利書をテーブルに置いた。「この家の名義、よく見てください」。裕子の目が名義欄に向けられ、顔が真っ青になる。「水島知恵・水島竜二…共同名義」。そう、この家は私と夫のもの。裕子が出ていけと言っていたのは、実は私の家からだと伝えた。裕子の唇が震え、体が小刻みに揺れる。

最後に、息子からのメールを見せた。昨夜、涼太から届いた返信だ。「母さん、何言ってるの?僕はそんなこと一度も言ってないよ。むしろ母さんがいてくれて助かってるのに」。裕子は「涼太もずっと悩んでた」「二人で追い出し方を相談してた」と嘘をついていた。全てが作り話だったのだ。裕子の手から携帯電話が滑り落ちそうになる。

「裕子さん、68歳で書店員として働く私と、専業主婦のあなた。どちらが誰かに依存しているんでしょうね」。私は冷静に、しかし確実に言葉を続ける。「私は自分で稼いで家にお金を入れている。あなたは涼太の収入に完全に頼って生きている」。裕子はヒステリックに泣き叫び始めた。「違う!私は家事を…」。しかし、私の言葉は止まらない。

「昨日、あなたは私に『厄介者』『寄生中』と言ったわね。その言葉、そのままお返しします」。裕子は床に崩れ落ち、泣きながら謝罪を繰り返す。「お母さん、ごめんなさい。許してください」。私は首を振る。「謝罪は受け入れません。月曜日までに荷物をまとめてください。この家を出ていくのは、あなたの方です」。

数日後、息子の涼太が緊急帰国した。彼は深く頭を下げ、「母さん、ごめん。裕子が勝手なことを」と言う。私は優しく答えた。「いいのよ、あなたは悪くないわ」。涼太は「離婚する」と言ったが、私は静かに「それはあなたが決めることよ」と返した。裕子は実家に戻り、夫の竜二も出張から帰ってきて、「よくやったな」と頷いてくれた。

それから数週間が経ち、私は今日も書店で働いている。常連のお客様が「知恵さん、いつもありがとう」と声をかけてくれる。家に帰れば、夫が夕食を用意して待っていてくれる。この静かな平和が何より尊い。裕子から時々手紙が届くが、私は一度も返事を書いていない。許す必要も、忘れる必要もない。ただ前を向いて生きていくだけだ。

今回の出来事は多くのことを教えてくれた。年齢や職業で人を判断してはいけない。働くことは年齢に関係なく誇りである。そして、理不尽には決して屈してはいけない。事実と証拠があれば、必ず正義は勝つ。もしあなたが不条理な扱いを受けているなら、一人で我慢し続ける必要はない。自分の尊厳は自分で守るものだ。私は68歳で、予定員として、妻として、母として、そして何より一人の誇り高い女性として、これからも強く生きていく。

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