私の夫は余命1年と診断された後も、私のために遺言書を残してくれた。なのに、夫の姉は病室で「あんたがいなくなったら5万円もらえなくなるじゃない」と言ったんだ。葬儀にも出ず、遺産の話だけしに来た。私が「1円も渡しません」と言うと、彼女は家に無断で住み着いた。そして「嫌なら出ていけばいい」と言った。私は半年間、笑顔で耐え続けた。そして彼女が10日の旅行に出かけた日、私はついに動いた。家を取り壊すた…

私の夫は余命1年と診断された後も、私のために遺言書を残してくれた。なのに、夫の姉は病室で「あんたがいなくなったら5万円もらえなくなるじゃない」と言ったんだ。葬儀にも出ず、遺産の話だけしに来た。私が「1円も渡しません」と言うと、彼女は家に無断で住み着いた。そして「嫌なら出ていけばいい」と言った。私は半年間、笑顔で耐え続けた。そして彼女が10日の旅行に出かけた日、私はついに動いた。家を取り壊すた...

義理の姉・由香は夫の克の4歳上、自由奔放な女性で、お金持ちと結婚したものの浮気がバレて小遣いを減らされ、弟の克にたかり始めた。克の両親が亡くなった際、由香は遺産の預貯金3000万円近くを一人で取り、克には古びた実家の家と土地だけを押し付けた。私は克と結婚して7年、子供はいなかったが、パート収入と合わせて何とかやっていた。唯一の憂鬱は、義理の姉の存在だった。

ある日、由香から突然電話がかかってきた。「今度そっちに帰るから部屋掃除しといてよ。旦那と離婚したから、そっちに住むのよ。」私は驚いて「克からそんな話聞いてない」と答えると、由香は「私が実家に戻るのに、なんであんたが出しゃばるのよ」と怒鳴った。しかし、その家はすでに克の名義だ。私は電話を切り、克に相談した。克も寝耳に水で、怒り心頭だったが、結局「毎月5万円の援助」で落ち着かせた。由香は渋々アパートで暮らし始めた。

数年後、克が原因不明の難病にかかった。余命1年と診断され、私はパニックになったが、克は冷静だった。自分のことより私の将来を心配し、遺言書を準備してくれた。私はパートを続けながら毎日見舞いに行った。由香は病室に一度も来なかったが、克は臨終間際に教えてくれた。「由香が来てたんだ。『あんたがいなくなったら5万円もらえなくなるじゃない』『あの家の部屋が空くから私が住もうかな』って言ってたよ。」私は悔し涙で視界が歪んだ。

1年半後、克は旅立った。葬儀にも出席しなかった由香は、全てが終わった頃に現れ、開口一番「で、遺産はいくらあるの?」と聞いてきた。私は正直に「預貯金300万と土地・家で1000万円くらい」と答えた。すると由香は「うわ、少な。あんた隠してるんじゃないの」と言い放った。私の怒りが爆発した。「克からあなたに今までいくらあげたと思ってるんですか?500万以上ですよ。いい加減にしてください。」しかし由香は「過去のことごちゃごちゃ言わないで。あんたたち子供いないでしょ。私が克の遺産の4分の1をもらう権利があるのよ」とふんぞり返った。

私は静かに言った。「残念ですね。お姉さんには1円も入りませんよ。」由香が「法律で決まってるんでしょ!」と怒鳴ると、私は続けた。「克は遺言書を残してくれました。財産は全て妻に、と書いてあるから、お姉さんには受け取る権利がないんですよ。嘘だと思うなら弁護士でも雇ってください。」由香は凄い形相で睨みつけ、ドスドスと出ていった。

それから1ヶ月後、由香は別の手を打ってきた。パートから帰ると部屋に電気がついていて、嫌な予感がした。なんと由香はアパートを引き払い、我が家の窓をこじ開けて侵入していたのだ。「この家は私の実家なんだから、住む権利があるのよ」と勝ち誇った顔で言う。私は「この家はもう私の名義です」と怒ったが、由香は「そんなの知ったこっちゃない。誰のものになろうと実家は実家なんだから」と取り合わない。しかも私がパート時間を増やしている隙に友人を呼んでどんちゃん騒ぎし、リビングはゴミだらけになった。「嫌なら出ていけばいいでしょ。克ももういないんだし、あんたがここにいる必要ないじゃない」とまで言われ、私は腹を決めた。

そっちがその気なら、こっちだって本気を出す。私は克と話し合っていた計画を実行に移すことにした。それから半年間、私は由香に同居を認める態度を取り、油断させた。そしてある日、切り出した。「お姉さん、申し訳ないんですが、10日ほど旅行に行ってもらえませんか?家の痛みがひどいので修理してもらおうと思ってるんです。」由香は疑うことなく「旅費は出してくれるんでしょうね」と聞き、私は「もちろんです。30万でいいですか?」と答えた。由香は大喜びで、工事の予定日に観光地巡りへ旅立った。

10日後、我が家に帰ってきた由香が見たのは、家が全て取り壊されて、更地に立つ「売却済み」の看板だった。「ちょっと、どういうことよ!家がなくなってるじゃない!」と電話で絶叫する由香に、私はこう答えた。「あそこは私の名義ですから、どうしようと私の勝手ですよね。」これは克が最後の手として考えてくれたことだった。古びた家はリフォーム費用がかさむから、由香が乗り込んできたら内緒で売ってしまえ、という作戦だ。解体費用は100〜200万円かかったが、土地だけになれば売れやすく、多少はお金が手に入る。私は知り合いの不動産屋から解体業者を紹介してもらい、由香の旅行中に一気に取り壊してもらった。「よくもよくも、絶対許さないからね!」と由香は唸っていたが、私がしたことは正当な権利だ。「お姉さんの荷物はマンスリーマンションに詰め込んでおきました。1ヶ月分前払いしてあるので、早いところ引っ越し先を見つけてくださいね。」私はそれだけ言うと電話を切り、由香を着信拒否にした。

由香の旅行代、解体費用、マンスリーマンション代、私の引っ越し代で300万円近くかかったが、土地の売却金と克の生命保険金があったし、何より由香と縁を切れたのだから全く惜しくない。克の仏壇に報告し、ほっとしたら涙が出てきた。「克、あなたのお姉さんを見捨てちゃったけど、あなたも私もできるだけのことはしたんだから、もういいよね。」

その後、由香は借金をしてアパートを見つけて住んでいるらしい。しかし、以前の離婚の際に消費者金融から限度額まで借りて慰謝料を払ったが、この数ヶ月返済が滞っていたそうだ。そのため怪しげな金融業者にしか借りられず、アパートに連日取り立てが来ているという。まあ、もう私には関係ない。私は実家に戻り、正社員の仕事を見つけた。いずれ一人暮らしを考えているが、しばらくは両親の元で羽を休めてゆっくりしたい。

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