私は兄嫁に「何時頃帰ってくるの?」と聞いただけなのに、彼女は怒り出した。「私が嫁いりしようとしているのかと思っちゃいました」って、完全に逆ギレ。彼女は5歳の息子を私の母に預けっぱなしで、毎日遊び歩いてるのに。深夜に酒の匂いをさせて帰ってきて、「うるさいわね」と一喝。もう我慢の限界だった。私は兄に電話した。「兄ちゃん、ゆみさんのこと、ちゃんと話し合ったほうがいいよ」。でも、彼女は一歩も譲らなか…

私は兄嫁に「何時頃帰ってくるの?」と聞いただけなのに、彼女は怒り出した。「私が嫁いりしようとしているのかと思っちゃいました」って、完全に逆ギレ。彼女は5歳の息子を私の母に預けっぱなしで、毎日遊び歩いてるのに。深夜に酒の匂いをさせて帰ってきて、「うるさいわね」と一喝。もう我慢の限界だった。私は兄に電話した。「兄ちゃん、ゆみさんのこと、ちゃんと話し合ったほうがいいよ」。でも、彼女は一歩も譲らなか...

今日は土曜日。母が「じゃあ、お母さんかえ。ちゃん、り太のことよろしくお願いします」と言って、兄嫁のゆみさんはまた今日も私の母に5歳の息子を預けて、ご機嫌でお出かけだ。ランチを食べに行くと言っていたけど、まるで1泊2日の旅行に行くようなボストンバッグを持っている。これなら帰りはきっと遅いだろう。私はゆみさんに「何時頃帰ってくるの?」とそれとなく聞いた。すると、途端に嫌そうな顔をされた。

「かないちゃん、ひどい。せっかく久しぶりに高校の友達と会いに行くのに、もう帰る時間を聞くんですか?」

高校の友達とは久しぶりかもしれない。でも、昨日は中学の友達、その前はママ友。何かと理由をつけて、しょっちゅう遊び歩いている。しかも、連絡もなく帰りが深夜になったり朝になったりする。事故にでもあったかと心配になるから、帰宅時間は知っておきたいのだ。

「えっと、違うの? 夕飯の支度とかさ、ゆみさんの文を準備するかどうか決めるから教えて欲しいの。」

兄嫁は被害妄想が強い上に気も強い性格。

「なんだ、そういうことですか? 母ちゃんの言い方がきつくて、私が嫁いりしようとしているのかと思っちゃいました。夕飯はいらないです。行ってきます」

と言い放ち、私が言い返す前に兄嫁は出かけていった。母と私は顔を見合わせる。

「ごめんなさいね、かえ。ゆみさん、ちょっと一言多いから」

母はため息をついた。私も「まあ、何か余計なこと言われると思ったけど、夕飯の時間まで帰らないって分かっただけ勝ちかな」と思った。私はかえ。3年前に結婚して、今は夫とアパートで2人暮らしをしている。ゆみさんは兄嫁なのだが、年は私より10歳も下。兄とできちゃった結婚した時は、なんと19歳だった。

兄は長距離ドライバー。地方の道の駅で深夜の休憩中、おつんと座っているゆみさんに出会った。ゆみさんは実家で居場所がないからと、必死に家出してきたらしい。兄は「若い女の子がこんな深夜に1人でいるなんて危なすぎる」と説教し、「せめて朝までどこかのホテルに泊まるように」とタクシーを呼んでホテル代とタクシー代を渡したんだそうだ。ゆみさんから連絡先を聞かれたが、兄は答えなかった。ところが、ゆみさんが会社のトラックとナンバーを覚えていて、後日会社に電話してきたらしい。

それから2人の仲が始まった。できちゃった結婚と聞いた時、私は驚いたけど、兄が決めたことならと思った。私は自分の夫と幸せにやっているから、他人の家庭に口出しする気はなかった。でも、ゆみさんは私の母に子供を預けて、自分は遊びに出かける。それは正直、おかしいと思った。

ある日、私はゆみさんに言った。

「ゆみさん、り太くんのこと、もっと考えてあげてよ。まだ小さいんだから、お母さんがそばにいてあげないと」

すると、ゆみさんはお酒の力も手伝ってか強気に言い返してきた。

「え、なんで母親になったら子供のことを1番に考えなきゃいけないのよ。そもそも、母親の気持ちかちゃんが分かるんですか? あなたには子供いないでしょ」

その言葉に、私はカッとなった。確かに私はまだ子供がいない。でも、だからって母親の気持ちが分からないと言われるのは悲しかった。

「子供を産んだら、自分勝手な行動はできないよ。ゆみさんはいつも遊びに出かけて、り太くんを置き去りにしてる。それでいいの?」

「やってもらってストレス。冗談でしょ? 私は遊びたいの。あなたに干渉される筋合いはないわ」

私はもう何も言えなかった。ゆみさんは自分のことしか考えていない。兄も仕事で家にいないから、り太くんはいつも母に預けられっぱなし。母は「かわいそうでね」と言いながら、文句も言わずに面倒を見ている。

ある日、ゆみさんがまた出かけた後、母がぽつりと言った。

「あの子、本当に心配なのよね。もう少し落ち着いてくれればいいんだけど」

私は思わず言った。「母さん、ゆみさんにはちゃんと言ったほうがいいよ。り太くんのためにも」

母はため息をついた。「言っても、聞く耳持たないわよ。あの子は自分が正しいと思ってるから」

確かにそうかもしれない。でも、り太くんがかわいそうでたまらない。私はどうしたらいいんだろう。ゆみさんと正面からぶつかっても、彼女は聞く気がない。

ある夜、ゆみさんがまた深夜に帰ってきた。酒の匂いをさせて、ふらふらしていた。母が心配して「ゆみさん、また飲んだの?」と聞くと、

「うるさいわね。私のことはほっといて」

と言い放った。その時、私は決めた。もう黙ってはいられない。

翌日、私は兄に電話をした。仕事の合間だったけど、兄は話を聞いてくれた。

「兄ちゃん、ゆみさんのこと、ちゃんと話し合ったほうがいいよ。り太くんがかわいそうだよ」

兄は長い沈黙の後、言った。「俺も最近、悩んでたんだ。仕事から帰ると、ゆみはいつもいない。り太は母さんに預けっぱなしでさ。でも、ゆみは俺の言うことも聞かないんだ」

「それじゃダメだよ。兄ちゃんからも言ってよ。ゆみさんが聞かないなら、もう一度話し合うしかない」

兄は「うん、わかった。今度、ちゃんと話すよ」と言ってくれた。

数日後、兄はゆみさんと話し合ったらしい。でも、ゆみさんは「私は自由でいたいの」と一歩も譲らなかった。兄も困り果てていた。

その後も状況は変わらなかった。ゆみさんは相変わらず遊び歩き、り太くんは母の家に預けられたまま。私は毎日、り太くんの顔を見るたびに胸が痛んだ。

ある日、私はゆみさんに最後通告をした。

「ゆみさん、このままじゃり太くんが不幸になるよ。もうそろそろ、母親としての責任を果たしてよ」

すると、ゆみさんは冷たく言った。「あなたに何が分かるのよ。私は私のやり方で子育てするわ。口出ししないで」

私はもう何も言えなかった。でも、その顔を見て、この家はもう長くないかもしれないと感じた。

結局、ゆみさんは家出した。ある日、り太くんを母に預けたまま、連絡もなく帰ってこなかった。兄は仕事を休んで探し回ったけど、見つからなかった。り太くんは母の家で泣いていた。「ママ、どこ?」と繰り返し言っていた。

兄は憔悴しきっていた。私も何とか助けたかったけど、できることは限られていた。そして、1週間後、ゆみさんから電話があった。「別れたい」と一言。兄は何も言えなかった。

今、り太くんは母の家で暮らしている。兄は仕事を変えて、できるだけ家にいるようにしている。ゆみさんは時々、面会に来るけど、り太くんはぎこちない様子だ。

私は思う。もっと早く、もっと強く言っていればよかったのかもしれない。でも、あの日のゆみさんの顔を見て、もうどうしようもなかったんだ。

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