FIFAワールドカップ2026・ラウンド16で、ポルトガルはスペインに0-1で敗れ、大会から姿を消しました。決勝点は後半アディショナルタイム91分、途中出場のフェラン・トーレスのラストパスを受けたミケル・メリーノが冷静に決めました。
この試合が「最後のワールドカップ」と公言していた41歳のクリスティアーノ・ロナウドは、試合終了後に涙を流し、自身のW杯キャリアに幕を下ろしました。
試合後、ロナウドは「これが最後のワールドカップだった。ベストは尽くした」と語り、EURO2016優勝やUEFAネーションズリーグ制覇など、ポルトガル代表で築き上げた功績に誇りを示しました。今大会では男女を通じて史上初となる6大会連続ゴールという偉業も達成し、3ゴールを記録しましたが、悲願のワールドカップ制覇には届きませんでした。
ロナウドが代表入りする以前、ポルトガルのワールドカップ出場はわずか3回でした。しかし彼の時代には6大会連続出場を果たし、欧州屈指の強豪国へと成長。ポルトガルサッカーの歴史を変えた存在であることは間違いありません。
一方で、SNSでは「感動をありがとう」「本当にお疲れさまでした」という感謝の声が相次ぐ一方、ロベルト・マルティネス監督への批判も噴出しました。「ロナウドを最後まで交代させず、ゴンサロ・ラモスを投入しなかったことが敗因だ」という意見が多く見られ、試合後にはマルティネス監督が退任を表明しました。
また、試合後にロナウドと18歳のラミネ・ヤマルが言葉を交わした場面は、「世代交代を象徴する歴史的瞬間」として世界中で話題となりました。
データを見ると、ロナウドはスペイン戦でボールタッチ19回、80分以降は一度もボールに触れられませんでした。全盛期とは異なる数字が並ぶ一方で、マルティネス監督は「ゴールが必要な場面でロナウドを外すことはできなかった」と説明。レジェンドへの敬意を貫いた采配は、美学とも言えますが、勝負の世界では高い代償を払う結果となりました。
今後はジョルジェ・ジェズス氏の監督就任が有力視されており、ポルトガル代表はいよいよ「ポスト・ロナウド時代」へと歩み始めようとしています。

